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そうだ、葉っぱを売ろう!
そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生
横石知二著 ソフトバンククリエイティブ 1,500円


ふと立ち寄ったお寿司屋で、料理についてきた赤いモミジの葉っぱ。それを見て、「葉っぱを売ろう!」と思う人が何人いるだろうか?

著者は過疎の町、上勝町を「葉っぱ」で再生させる。いや、再生と言ったら失礼か。それまで日がな一日飲んだくれていたり、嫁の悪口なんかを言ったりして過ごしていた人々。それならそんな暇がないくらい仕事をつくればいい!葉っぱなら軽いし女性でも扱える!と葉っぱを売ることを町の人に持ちかける。始めは様子を見ていた町の人だが、葉っぱが売れていくのを目の当たりにして、だんだん著者の「熱」に巻き込まれ、引き込まれ、知らず知らずのうちに町を再生させていく。

町の人をのせていく著者の努力がすごい。料亭に自腹で通いつめてつまものの知識を得、全国を飛び回って販路を開拓し、もっとやれる!もっと売れる!とみんなの「気」を育てる。こんな人が沢山いれば、日本の過疎の村も、売上がイマイチで活気のない会社も、うまく回りだすのではないか?

もっとすごいのは、この人は自分のためではなく、上勝の町を元気にしたい、仕事がなくて暇だから一日酒を飲んで、人の悪口を言って時間をつぶすような町であってほしくない、町の人がいきいきと暮らしてほしいという一心で、「葉っぱ」ビジネスを作り上げていくこと。
今年(まだ3月ですが)一番感動した本。戦略本を読むよりずっと腹落ちしました。
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